将棋棋士列伝
あ、負けました(森内俊之)ウヒョー(加藤一二三)
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2011/04/20(水) 21:36 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第1局 佐藤康光 九段(永世棋聖保持者)
棋士佐藤康光九段は最強世代、羽生世代の一人だ

名人5期の森内俊之よりも総タイトル獲得数、挑戦数共に多い正真正銘のトップ棋士である


若き日の森内俊之羽生善治と共に島朗主催の島研で研鑽を積んだ事は記憶に明るい

その後、佐藤康光、森内俊之、羽生善治の3人共に名人まで登り詰め在位

島朗を含め4人がA級棋士であるのはもちろんのこと竜王在位経験もありという実績が最強世代の証だ


その羽生をして「私は本当に佐藤さんの前に座っているのだろうか」と思わせるほど読みに没頭する佐藤だが

佐藤康光はその緻密な読みの深さから「1秒間に1億と3手読む」と喩えられるほどの奇才だ

最近の佐藤康光は「1秒間に3手読むくらい」と自嘲気味に語っているが。


対局中は加藤一二三ばりの空咳が持ち味(時には胃液を吐くことも)

一方でゴルフやバイオリン演奏が趣味という佐藤康光は貴族のイメージがよく似合う(谷川浩司も貴族派)

なにより人望と信頼の証にこの度日本将棋連盟棋士会の会長に就任した(貴族繋がりで前任者は谷川浩司)


そして5棋戦連続挑戦など輝かしい実績を持つ佐藤康光が今期A級に復帰する

不惑を越えた佐藤康光の新たなる境地を楽しみにしていたい


贈りたい称号 佐藤康光ペリエ十段
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2011/04/20(水) 22:08 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第2局 森内俊之 九段 (永世称号十八世名人保持者)
現在進行中の名人戦に再び挑戦中の森内俊之は森内名人として広く知られた存在だ

過去に羽生善治と共にNHKで特番を組まれた程のトップ棋士である

その活躍の証として羽生善治との対局数が100局を越えている実績がある

他に羽生善治と100局を越えているのが谷川浩司佐藤康光のみ、その重みが判る


一見するとヘルメットのような指し手同様に手厚い頭髪が森内俊之のトレードマークである


森内俊之は人柄の良さがにじみ出ている

自身が名人戦に負けた後のインタビューに気さくに応じる姿は敬服に値した


ねこまど将棋cafe IN下北沢にビッグサプライズゲストとしてゴゴゴゴ、、、と擬音と共に登場

来客者全員を凍りつかせたりするおちゃめな一面


対局に負け煮詰まってくるとストレス発散の為バッティングセンターに出向くのがストレス解消法らしい

一方でアタック25に一般参加&出場したこともあるほどクイズ好きな一面もあり

またバックギャモンチェスにも造詣が深いようだ

しかし趣味に興じる姿とは対照的に対局中の森内俊之はその重厚な受けで鉄板流と呼ばれる存在感を現す


閑話休題

週刊将棋の名物4コママンガ「オレたち将棋ン族」に登場する森内俊之は

アゴが長く描かれていてデフォルメされている

そのキャラクターも人柄の良さがにじみ出ているので参照されたい


贈りたい称号 森内俊之水を一口飲んで、か・ら・の〜「あ、負けました」十段
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2011/04/20(水) 22:45 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第3局 渡辺明 九段(現竜王 初代永世竜王保持者)
世間一般では渡辺明竜王といえばコンピューター「ボナンザ」と対局した棋士のイメージだろう

その個性的なルックスから「魔太郎※」や「魔王」「◯◯◯◯」(自主規制)などのニックネームで呼ばれる

(注釈※藤子不二雄の名作ホラー「魔太郎が来る」の主人公魔太郎から命名された)


当時20歳で竜王を奪取した渡辺明が竜王位を7連覇するとは誰が予想しただろうか


その魔太郎のエピソードの1つとして

タイトル(竜王)を獲得するまで詰将棋に真剣に取り組んだことは無いと言っているのだ

妻である伊奈めぐみ(魔族)詰将棋作家なのに興味なかったのだろうか?

大勢の棋士は詰将棋を棋力向上の一貫として取り入れているのが普通(羽生善治もしかり)だが

詰将棋に取り組まないまま竜王位に登り詰めた渡辺明は終盤力がとてつもなく強いのだろう


第23期竜王戦後に放送された特集では憧れの羽生さんというフレーズをNHKがやたらと強調していたが

渡辺明が実際に憧れていたのは谷川浩司であるので注意されたい(谷川の棋譜はすべて並べたそうだ)


また歯に衣着せぬ言動が持ち味でもあり過去には

「いつまでもおっさん(羽生世代)が勝ち続けているのはいけない」とか

若手に積極的に質問をする丸山忠久、三浦弘行、深浦康市を「質問三羽鳥」と呼んで物議を醸した

ゴキゲン中飛車を終わらせる」と公言し波紋を呼んだ


以下事実を列挙

前述の因縁もありNHK杯決勝で初手3六歩を指し丸山忠久を挑発するも敗れる(放送時解説Y会長)

NHK杯準決勝(糸谷哲郎)での収録時間を多く余しての短手数負け

ボナンザとの世紀の対局イベントのギャラは1000万円(Y会長談)

ソフト指しではないかと疑惑を一部で持たれた(はっきりと否定している)

羽生を羽生と思わないで勝つ(オレたち将棋ン族)

竜王戦に強いのは「金がいいからですよ」(オレたち将棋ン族)

趣味の競馬が乗じて競馬の専門番組にゲストで出演した

竜王戦の対局で訪れたフランスでも競馬場へGO! しかも馬券に勝つ! が対局は負ける

震災で電車に乗れなかった為に対局のある将棋連盟まで自転車で移動した

大盤解説は20歳当時の若手時代から抜群に上手い(=喋りが上手い

笑うと意外とカワイイ(笑)

妻(伊奈めぐみ)のブログが面白い

以上の様に話題には事欠かない渡辺明だが竜王位の在位記録をどこまで伸ばすか注目していきたい


贈りたい称号 渡辺明面倒なんで妻の小遣いは1年分まとめて渡すことにした十段
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2011/04/20(水) 22:55 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第4局 三浦弘行 八段
A級に定着し名人に挑戦経験もあるトップクラスの棋士の一人

その風貌から武蔵などと呼ばれることもあるらしいが

斜め45度」の愛称の方がしっくり来るかもしれない

対局姿を見た事がある人はすぐ判るが

三浦弘行は対局中頻繁に斜め45度付近の天井を遠い目で凝視する癖があるので注目されたい


あとおなじみなのはスーツの中に着込んで来るセーター(ベスト)だ

寒がりな三浦弘行は必ずと言っていいほど背広の下にセーターを着込んでいる

毎回のように違うセーターの色やデザインに着目するのも面白い観戦法かもしれない


一見地味な棋士に思われがちの三浦弘行だが女性ファンからはニヒルな容姿が人気らしい


順位戦では幸運と呼ばれるほど運を「持っている」

三浦弘行の幸運の神通力がいつまで続くのか見届けていたい


贈りたい称号 三浦弘行探偵ナイトスクープに写真で登場したことがある十段
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2011/04/20(水) 23:12 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第5局 丸山忠久 九段
マルちゃんこと丸山忠久は名人2期の実績を持つ強豪だ

丸山ワクチンという戦法(というよりはある戦型に対する対策)を生み出した研究家でもある

研究家といえば三浦弘行のイメージが強いが昨今の研究合戦についてはここでは触れないでおく

丸山忠久はアイドルを嫁にした程の実績の持ち主だが将棋の実績もこれまた興味深い

A級順位戦最終局での対藤井猛終局直前にカロリーメイトを悠然とモグモグ食べ出したり

前期A級順位戦最終局での対渡辺明終盤に見せた「頭頂部に冷却シート乗せ」は物議を醸した

しかしそんなマルちゃんこと丸山忠久のいつもニコニコ「ニコニコ流」は微笑ましい

近年は趣味のジム通いの成果か名人位に在位していた頃よりも引き締まった精悍な顔つきをしている

また背広の胸元には特製の通常よりもかなり大型の扇子を忍ばせていて時折開かれる扇は壮観な眺めだ

指し手は友達を無くすと言われる程の「激辛流」と呼ばれているが


贈りたい称号 丸山忠久冷えピタ十段
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2011/04/20(水) 23:26 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第6局 久保利明 九段(現棋王王将二冠)
久保利明は「さばきのアーティスト」と呼ばれる程の振り飛車党随一の強豪棋士

現在ある意味もっとも注目されている棋士と言っても過言ではない

若手注目株の菅井竜也四段が久保利明とそっくりの将棋を指すということで注目されたりした

事実菅井竜也は久保利明と窪田義行の棋譜は必ず並べるそうだ

だからそっくりは悪い事ではなく久保利明をそれだけリスペクトしているということである

(かつて渡辺明竜王が谷川浩司の将棋をすべて並べた様に)


久保利明は一度A級陥落の憂き目を体験したがB級1組に陥落した後に力が伸びていった

そして現在は堂々のA級と二冠であるが力がついた理由を久保自身の発言から汲み取ることができる

タイトルを取り始めた頃からインタビューなどで将棋を楽しんで指しているという趣旨の発言が増えたのである

また近年はさばきを表芸とし終盤の粘りを裏芸とする評価もある


久保利明はタイトル通算5期の現在でも着物の着付けを苦手としており

長襦袢を間違えて着たり、羽織を裏返しに着る禁じ手はもはやおなじみの光景になりつつある


かつて久保利明は自他共に認める?イケメン棋士だったが現在は少々ふっくらした印象である

久保ちゃん太ったよねとある棋士がテレビでも発言していた)


後手ゴキゲン中飛車、先手石田流といえば久保利明の今や代名詞

A級復帰した佐藤康光が今後手ゴキゲン中飛車を連採しているがその点で久保利明は佐藤康光を越えた

久保利明がこのまま通算タイトル獲得数を伸ばし続けるようなら永世称号も夢ではない


贈りたい称号 久保利明将棋を楽しむことを心がけています十段
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2011/04/20(水) 23:45 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第7局 木村一基 八段
木村一基は残念ながら前期A級を陥落し今期はB級1組である

しかし「千駄ヶ谷の受け師」と呼ばれる粘り強い棋風は女性ファンの心を掴んだりしている

顔面受け」と呼ばれる玉での受けも木村一基らしい棋風だ

ただし野月七段によると木村は受けの棋風ではなく攻めの棋風であり受けのイメージは戯れ言だそうだ


ところで木村一基といえばその個性的な頭髪である

そして木村一基は一切それを隠そうとしないので強い精神力を持っていることが伺える(大真面目)

近年は特に頭頂部の後退が激しいので対局者や関係者は目のやり場に困ってしまうのではないだろうか


フォローするようで恐縮だが木村一基の大盤解説はユーモアがあり判り易く面白いと定評がある

TV解説や動画解説でもはっきりした口調で解り易い解説をしてくれる木村一基を見る事が出来る

着物を着た対局では勝率が低い(しばらくほとんど勝てなかった)木村一基だが

まだB級1組で腐るには早すぎる

久保利明のように遅まきながらもタイトルを奪取してほしいものである


贈りたい称号 木村一基空腹の方が良いので出前の注文は無しで十段
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2011/04/20(水) 23:52 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第8局 鈴木大介 八段
専門的には振り飛車党で藤井猛、久保利明と共に振り飛車御三家と呼ばれた時期もあったが

現在は居飛車も指しこなす棋風にシフトしているようだ


バナナマン日村もとい鈴木大介がNHK杯に出演していた映像を見た瞬間に

バナナマン日村が将棋を指しているのかと思ったほどバナナマン日村にそっくりだった時期がある

マッシュルームのような髪型のせいもあるのかもしれないが似ているのは確かである


しかも鈴木大介はトークがおもしろいのだ

ユーモアを交えた解説で聞く事ができるトークは

本家バナナマン日村に劣るとも勝らない、、、が棋士の中では笑いがとれる人物だ


ということで、鈴木大介には将棋普及のためにバナナマン日村と対局してもらいたい

トークの滑り具合も本家バナナマン日村といい勝負である

話題になる事請け合いである


贈りたい称号 鈴木大介ヒムラ十段
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2011/04/21(木) 00:05 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第9局 阿久津主税 七段
阿久津主税がついにB級1組に昇級してきた

もはや若手というより中堅の域に達してきたが

中堅の強豪に数えられる松尾歩、山崎隆之、橋本崇載と並ぶ棋士の一人である


かつて橋本崇載は阿久津主税を渡辺明よりも強いんじゃないかと思っていたらしく

長く阿久津主税をライバルと認めていたようだ(対談より)


阿久津主税は癒し系の安食女流と将棋講座を担当していた時

あっくんの目ヂカラ」というコーナーのタイトルコールを叫んでいたのだが

恥ずかしそうにしながら叫ぶ姿に好感を憶えた


また東の阿久津主税、西の山崎隆之?と言われる程のイケメンでもある

自著のイベントを書店の一角で行った際、上田初美と息の合ったやり取りを見せていたが、、、無視して

阿久津主税が羽生善治、丸山忠久に続いてアイドルでも嫁さんにしてくれれば将棋界も盛り上がるのだが


その著書「将棋のチカラ」は私も購入して読んだが名著なので私もぜひオススメしたい


まだまだ棋士としての重厚さや個性には乏しく軽い感じは否めないが

松尾歩、山崎隆之、橋本崇載と共に将来のA級は間違いない

しかもこの4人の中では唯一「阿久津名人」が将来的に実現するのではないかと何となく感じている

朝日オープンや銀河戦優勝の実績もあるが早く和服を着用するタイトル戦の盤勝負に挑戦してほしい

渡辺明名人が誕生した後に続くのは阿久津主税名人である


贈りたい称号 阿久津主税顔はA級、髪型はC級2組十段
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2011/04/21(木) 00:19 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第10局 島朗 九段(初代竜王)
島朗 非常勤理事 東北統括本部長

現在の島朗の肩書きは以上である


昨今は東北地方の大震災後に復興のイベントに奔走する島朗の姿が記憶に新しい

(震災が起こる以前より島朗は仙台に居を移し東北地方での将棋普及に務めてこられた


しかし島朗を語る上で、ある棋戦なくしては語れない


竜王戦


現在も賞金額最高峰であり

七つある棋界の七大タイトルの中で序列1位の竜王戦である


今から20数年前 将棋界は名人戦と並ぶビッグタイトルを創設した

十段戦を発展的解消し独自のランキングを導入した竜王戦をスタートさせたのだ


竜王戦、、、その言葉の壮大な響きと同様に

竜王戦は順位戦・名人戦とは全く違ったドラマをその後20余年に渡り紡いでいくのである


そしてすべてには始まりがある


島朗当時B級2組の六段

竜王戦ランキングは3組に所属


島朗六段は3組を2位で通過し(当時は3組2位も決勝トーナメント進出できた)

並み居る強豪棋士を撫で斬りにし

準決勝では時の名人中原誠名人を退け

ついには決勝で百戦錬磨の米長邦雄九段を相手になんと◯◯◯◯の4-0ストレート勝ちを納め

島朗は栄えある初代竜王の座に就いたのだ


もしも初代竜王が島朗ではなく前身の棋戦である十段位の高橋道雄であったら

島朗が敗れ中原誠名人や米長邦雄九段が竜王になっていたら、、、


そうなのだきっと島朗が竜王になっていなかったら世代交代はゆるやかだったはずなのである

なぜなら島朗の次に竜王を獲得したのが当時新進気鋭の羽生善治五段(当時19歳)なのだから


羽生善治は当時まだC級1組所属 19歳でのタイトル獲得も当時の最年少記録だった

しかし羽生善治がその後名人位を獲得し七冠へ登り詰めるにはもう少しだけ時間が必要だった

だが第2期竜王戦で羽生善治が竜王を獲得した時 将棋界に新たな時代が来た事を感じさせたのだ


そして話を島朗に戻す

この竜王戦は島朗や羽生善治が3組から藤井猛や渡辺明が4組から竜王に登り詰めている


そして今渡辺明竜王7連覇の時代である


この流れを作ったのは間違いなく島朗だと断言していい

なぜなら前述の様に初代竜王がもし高橋道雄、中原誠、米長邦雄だったら、、、

きっと竜王戦の歴史はまったく違う物になっていたに違いないと思うのだ


そして時は流れ、、、

島朗九段 非常勤理事 東北統括本部長 48歳の春である、、、

島さん歳をとったなあ、、、わたくし(飯島栄治七段風に)も歳をとったけど(笑)

ちなみにわたくし(飯島栄治七段風に)は島さんの揮毫の入った扇子を愛用しています(笑)


贈りたい称号 島朗幸せは自分の心が決める十段
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2011/04/21(木) 01:07 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第11局 広瀬章人 七段(現王位) 
広瀬章人は現役の早稲田大学生でありながらプロ棋士として活躍しブログも公開している若者だが

他者の真似できないその類い稀なる振り飛車穴熊感覚深浦康市から王位を奪取タイトル保持者となった

竜王戦、順位戦でも順調に昇級し今後のさらなる活躍が期待される棋士の一人でもある


解説時に聞く事ができる語り口調は滑舌が悪く決して上手いとは言い難い

独自の視点から局面を捉えているのがよく解りまた手も良く見えている方だと思う


風貌が馬に似ていることを良く挙げられているが

広瀬王位が馬に似ているのではなく馬の方が広瀬王位に似ているのですよということだそうだ(※要出典)

またアルパカやカピバラと似ていると勘違いをおこす輩もおり、王位の威厳と存在感が問われるところだが

わたくしは(飯島栄治七段風に)そんな広瀬王位のたたずまいに好感を持っている、友達になりたい位だ


話が横道にそれてしまったが、広瀬章人が王位を奪取した原動力は「振り飛車穴熊」と呼ばれる戦型だ

広瀬章人は名実共に「振り飛車穴熊」の第一人者となった訳だが

現在24歳、今後が楽しみな若手有望株である

他にも今後タイトルに挑戦または奪取できそうな若手を挙げておこう


もうすでにB級2組在籍の実力者、戸辺誠(24歳六段)

ちなみにB級2組には広瀬王位がC級1組から昇級し今期から参加する


C級1組在籍組では村山慈明(26歳五段)

豊島将之(20歳六段)王将戦で挑戦者となり惜しくも敗れたがその実力は評価されている

今期からC級1組となるC級2組からの昇級組では

佐藤天彦(23歳五段)昨年度17連勝で堂々の連勝数1位、現在棋聖戦挑戦者決定戦進出

糸谷哲郎(22歳五段)NHK杯で2年連続準優勝の実績、早指しにめっぽう強い

稲葉陽(22歳五段)棋聖戦で活躍した実績あり


C級2組在籍ではあるが若手強豪有望株として

中村太地(22歳五段)前期竜王ランキング戦優勝

澤田真吾(19歳四段)羽生名人が驚嘆した澤田新手を指した(但し研究会では結論が出ていた手)

阿部健治郎(22歳四段)新人王戦優勝

菅井竜也(18歳四段)菅井スペシャルを構想するなど久保利明の棋風を軸に勝ちまくっている

広瀬王位をはじめ若手の活躍に期待したい


贈りたい称号 広瀬章人振り穴王子十段
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2011/04/21(木) 03:07 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第12局 中原誠 十六世名人
中原誠は「棋界の太陽」と呼ばれた

木村義雄十四世名人が「君に後を託す」と言った大山康晴十五世名人に代わって中原誠は台頭してきた

他にも強い棋士はたくさんいたが将棋名人位の歴史を創ってきたのは歴代の永世名人達だ

しかし中原誠の名はゴシップ報道でされたセンセーショナルなイメージが今も残っているかもしれない

(有名なフレーズとして「突入しまーーーす」又は「突撃しまーーーす」がある。ある意味流行語である)


それでも現役時の中原誠の対局姿から感じるのは「棋界の太陽」の名に相応しい棋士としての存在感

駒を打つ(指す)所作は今見てもとても優雅で見る価値がある。


引退会見で「心残りがあるとすれば羽生さんとタイトル戦で対局できなかったこと」と打ち明けた

名人位の歴史は中原誠までは圧倒的だった。中原誠の名人在位は15期

中原誠から後を受け継ぐはずだった谷川浩司は永世称号を保持しているとはいえ名人在位は5期のみ

そして羽生善治と中原誠のタイトル戦は名人戦はおろか七つのタイトル戦で1つも実現しなかったのだ


大山康晴、中原誠の後に圧倒的な実績を残しているのは羽生善治なのだが

二人がタイトル戦で対局できなかったことは残念でならない


贈りたい称号 中原誠羽生さんのタイトルに挑戦しまーーーす十段
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2011/04/21(木) 03:32 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第13局 加藤一二三 九段
歴史上伝説の棋士と呼ばれる棋士は後世まで名が残る

世襲制時代の名人ではなかったが棋聖の名で知られる天野宗歩

実力制名人ではなかったが王将として広く名が知られている阪田三吉

連盟の棋士にはなれなかったが真剣師として名を馳せた小池重明


そして齢70を過ぎて未だ現役 生きる伝説の棋士 加藤一二三九段 を忘れてはならない


加藤一二三は今や鬼籍に入った戦前からの棋士達とも対局がある

その加藤一二三が2012年現在未だ現役なのである

それだけで既に生きる伝説と言えるのだ


加藤一二三は重鎮となった現在では言動がコミカルかつ好意的に取られているが

過去には二上達也会長に苦言を呈された事もあり昔から個性的な棋士だったようだ


加藤一二三は自分が名人を奪取した中原誠名人との十番勝負を語るのがお約束であり

盤勝負などの控え室で検討中の若手棋士相手に

◯時◯分名人になったと終局時間を付け加えて語るのが名物


その辺のおもしろ伝説的な数多の話はあちらこちらで紹介されているので割愛するが

食ベ物に関する逸話は特に多いので1つ紹介しておこう


うなぎをメーンにしたうなぎ漫画『う』には多くのうなぎ好き著名人のコメントが掲載されているのだが

なんと棋界から加藤一二三九段が『う』にコメントを寄せているのだ

加藤一二三といえば「うなぎ」 「うなぎ」といえば加藤一二三なのだ (笑)


加藤一二三は将棋界に留まらず うなぎ界にも認知されるほどの愛すべき棋士なのだ



贈りたい称号 加藤一二三生きながらにしてもはや伝説十段
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2011/04/21(木) 04:08 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第14局 窪田義行 六段
窪田義行は自称「タテの振り飛車」と言う一風変わった棋風だが

昨年度は棋王戦で勝者組の決勝まで進出

王位戦では王位予選を見事突破し王位リーグに初めて参加した実力者

過去にはNHK杯でベスト4の快挙(予選からの勝ち上がり)も達成しており

関係者からはその棋風とユニークな人物像を総称して「窪田ワールド」と呼ばれている

どこがユニークかというと

初手脱衣」(正確には初手を指す前に背広の上着を脱ぐ)

「大きく何度も頷く」(読みを入れる時の癖と思われる)

アイアンクロー」(自分が劣勢の時に手の平で顔を覆う仕草)

「トルマリンの数珠を幾重にも重ね着け」(最近はしない)

「ドリンクを大量に持参」(時間の短い早指しの対局にもたくさんのドリンクを用意した)

炭酸水の瓶の栓を開けた後耳に当てて聞く様な仕草をする」(炭酸音を確認しているのか)

途中着衣」(一度脱いだ背広の上着をそれほど時間を置かずに再び着る)

菌を殺す機械を持参」(空気清浄機の様なもので持参する七つ道具の1つらしい)

ちなみに駒の並べ方(作法)は「大橋流」が多い中「伊藤流」を貫いている

また人物はユニークだが窪田義行が2冊の著書まで出している「3三角戦法」は注目されている

また天下一将棋界2の愛好者であり一般人との対局イベントにも六段としては異例の登場をした

現在B級2組在籍だが昨年度の活躍が順位戦でも維持できれば昇級も期待できる存在である

注目の若手菅井竜也が久保利明のクローンの如く振飛車を指しこなしているのは有名だが

その菅井竜也が必ず棋譜を並べる棋士に久保利明と窪田義行の名を挙げているのだ

スマートな棋士が多い中、個性的な棋士の筆頭ともいえる窪田義行の活躍を期待したい


贈りたい称号 窪田義行小学生名人十段
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2011/04/27(水) 23:35 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 番外編① 第1回千駄ヶ谷清掃プロジェクト
棋士達による千駄ヶ谷駅を含めた将棋会館付近の街の清掃活動のリポートを目にした

なぜ今回この清掃活動がスタートしたのかは公益法人化の一環というだけでもないのだろうが

それを抜きにしてもこの清掃活動は掛け値なしに良い活動だと直感した

それどころか “今までこういう活動が無かった事が不思議” なくらいに感じた

将棋連盟の企画や活動は多々あるがほとんどは普及活動絡みの事象であり

こういった胸がほっこりする温かい活動はどんどん企画していただきたいものだ

初回参加棋士は20名

佐藤康光現棋士会会長 渡辺明竜王 広瀬章人王位を含む豪華メンバーだ

リポート写真でみると戸辺誠六段中村太一五段の姿も確認できる

なんにせよ皆笑顔で取り組んでいるところが良い

渡辺明竜王のブログにも参加した旨のコメントがあった

月1でも良いので継続していけばさらに良い活動になるだろう

参加棋士も増えていってくれれば尚良い

強制されるのではなくそこは自発的に参加していただきたいものだ

関西では似た様な企画があるのか定かではないが

こういう活動の輪は将棋ファンとしてどんどん広げていただきたいものだ


今回の勝手にMVP 笑顔で千駄ヶ谷駅のホームの水飲み場を清掃する広瀬章人王位&佐藤康光九段&渡辺明竜王
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2011/04/28(木) 00:04 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第15局 脇謙二 八段
「日本一の攻め」でおなじみの高島一岐代九段門下

藤井猛の矢倉早囲いにより再び注目を集めている脇システムの脇謙二としても名高い

余談だが

脇システム

ワキワキシステム

ワキワキマイシステム

ワキワキマイフレンド(郷ひろみのシングル曲)

以上のような一連の言葉遊びを脇の名から連想してしまう

カットアップという偶然性やランダムに依存した技法があるが

人間の脳も瞬時にして当初の原型とは関係のない想像をしているものだ

脇謙二の名を聞いてワキワキマイフレンドを連想する人間が何人いるのか知る由もないが

将棋の指し手も無限(に近く)人間の想像力も人それぞれ無限にあるという証だ


贈りたい称号 脇謙二ワキワキマイフレンド十段
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2011/04/28(木) 00:52 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第16局 内藤國雄 九段
将棋棋士「自在流」としての内藤國雄は世を忍ぶ仮の姿

内藤國雄といえばその歌唱力が魅力である

余興のつもり(スタンス)で発表した「おゆき」がまさかの大ヒットという金字塔を打ち立てている

ある分野でトップクラス(将棋で言えばタイトル在位など)を極めた人間が

他分野でも大きな成果をあげるということは大変な確率と偉業である

しかも歌唱と将棋の2つの分野はまったく違う能力といっていい

人気のあるタレントが歌ってレコードを売ったというのはよくある話だが

いわば野球選手が余興で歌って100万枚のヒット曲を生んだようなもの

と、ここまで内藤國雄を持ち上げておいてナンだが

人生ウマい話ばかりではない

私も幼少の頃に少ないおこづかいを貯めて買ったのだが

ファミコンソフト「内藤九段将棋秘伝」(セタ)というゲームがあった

これがまた当時としてはクソゲーの中のクソゲーという感じだった

当時のファミコン(というより当時の家庭用ゲームソフトの容量)の問題なのだが

同じファミコンで発売された「森田将棋」が良い出来だったこともあり

ファミコン初期に発売された「内藤九段将棋秘伝」は悲しいほど泣ける内容だった

(なんと相手はロボットだし)

ただ今そういうクソゲー事情を踏まえてyoutubeなどでゲームの動画を見てみると

結構おもしろいのだ(どっちなんだ?)

まあ内藤國雄先生の名が汚れた訳でもないので「若気の至り」ならぬ「おゆきの至り」というところか

内藤國雄先生にはまだまだ重鎮として加藤一二三先生と共に君臨していただきたいものだ


贈りたい称号 内藤國雄今ならPSPかDSで将棋秘伝監修十段
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2011/04/28(木) 01:16 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第17局 福崎文吾 九段
いつも髪の毛がモジャモジャ もとい福崎文吾(前王座)であるが

大盤解説の席では(羽生善治が19連覇中の為)「前王座の福崎です」というのがネタとなっている

そのネタもいつまで続くのかというところだが

PSPの激指ポータブル内の将棋クイズでは将棋に関するクイズが1000問収録されているのだが

福崎文吾が在位したタイトルは王座という趣旨の問題がくどいほど出題されて辟易した

問題文や選択肢を微妙に変えてとにかく福崎文吾が王座だったという問題が繰り返されるのである

1000問収録という数合わせの為に少ない問題を水増ししたとしか思えないような展開になるのだ

福崎文吾が王座という解答を数十回も繰り返すのはもはや拷問に近いし

何より福崎文吾が王座だけしか取ったことがないかのような印象を与えてしまっている

(実際は十段も奪取している)

同じ理由で中村修が王将を取ったことがあるという趣旨の問題も多く出題されるのだが

こちらは王将のみの獲得経験であるのでやむを得ないだろう(くどいことは同じだが)

とにかく激指ポータブルのおかげで福崎文吾=王座ということは誰でも覚えるのではないか


贈りたい称号 福崎文吾十段
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2011/04/28(木) 02:03 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第18局 伊藤果 七段
伊藤果といえば週刊将棋の詰将棋ロータリーでもおなじみの詰将棋作家であり

なかでも独創的な作品を創作するということで詰将棋というキーワードが浮かぶが

私的には「風車」である

奇襲戦法や変則戦法に分類される戦法だが面白い陣形でとても興味深い


伊藤果の詰将棋作家としての側面を踏まえて考えると

「風車」の陣形もなんだか答えのない詰将棋の一場面を見ているようで面白い


またすでに引退しているが実娘もある魅力を持った女流棋士であった


伊藤果がNHK杯の決勝に進出した時

対局中に煙草を燻らしながら望んだ映像を見たことがあるが私は好きだ

今の時代の感覚で言ったら威張れる行為では無いだろうが趣があって当時の棋士の姿をよく表している

空想の世界で私が師匠を選べるとしたなら伊藤果門下になりたいなと思ったりしている


贈りたい称号 伊藤果今では想像つかないが昔は長髪だった十段
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2011/04/28(木) 02:19 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第19局 森安秀光 九段(故人)
幼稚園児の頃、大山康晴15世名人をもうすでに知っていた

今思うとすごい知名度だったのだと思う


小学生の頃には田中寅彦がNHK講座で講師を務めていて、大きい人だなあという印象が強く残っていた

穴熊という言葉(囲い)もすでに知っていたと思う


島朗が竜王と呼ばれていた事をはっきりと覚えているし

島朗がNHK講座で講師を務めていた事もよく覚えている、島朗前竜王と呼ばれていたのも覚えている


羽生善治がまだ七冠になる前に順位戦で下のクラスでありながら竜王になったことも覚えている


そして印象的な棋士がいた、森安秀光である

テキストに載っているA級リーグ表(名人戦挑戦者決定リーグ)には当時森安九段の名があった

今でこそ森が付くといえば森内俊之 森下卓 森けい二だが

私的には森と言えば森安九段であった、だから後に森内九段を森安九段と間違えそうになったほどだった


しかしその森安九段が私が知らぬ間に劇的な最後を終えていたことは村山聖の最後と同じ様な衝撃を受けた

ただ森安九段という強豪(棋聖在位)棋士がいたことを忘れないでいたい

名人位には手が届かなかったかもしれないが、名人戦に登場した戦績がせめてもの救いだ

合掌


贈りたい称号 森安秀光A級(永久)十段
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2011/04/28(木) 02:59 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第20局 勝又清和 六段
勝又清和といえば将棋中継ではパソコンを駆使しデータ解説でおなじみの「教授」のイメージだが

梅田著「どうして羽生さんだけがそんなに強いんですか」でも取り上げられた通り

コンピュータ将棋の世界に造詣が深い棋士である

「教授」というイメージ言わば肩書きを付けられたために

どうして勝又さんはそんなに弱いんですか」という厳しいジョークも目にしたことがある

しかし勝又清和のコラムや棋譜解説は秀逸なものが多い

何よりコンピュータといえば勝又清和と名が浮かぶ個性というのは素晴らしいことではないだろうか

他にも東大といえば片上大輔 詰将棋解答NO.1といえば宮田敦史というのも立派な個性だ

野球の打順にも1番タイプ 2番タイプとあるように

棋士も4番バッターばかりでは面白くない

バント犠打のウマい職人や盗塁のできる足の速い野手がいてこそ試合は成立する

個性は立派なタイトルホルダーとも言えるのだ


贈りたい称号 勝又清和別室からデータ分析をお送りします十段
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2011/04/28(木) 07:37 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第21局 田中寅彦 九段
田中寅彦といえば一目で大っきいな♡という印象を誰もが抱くだろう

棋界一とも言えるその長身は推定2m弱ざっくり計測による)

その長身であるがゆえパロディのネタには事欠かない

「NHK将棋トーナメントの解説時に田中寅彦の顔が画面上部にはみ出して首から下だけが映っていた」とか

「NHK将棋講座を担当した時に右端の田中寅彦の手が左端の聞き手の女流棋士の肩まで届いた」とか

「渡辺明対羽生善治の前期竜王戦にて立会人の田中寅彦が控え室から対局室まで一歩で着いた」とか

ありえない設定なのだが容易にその姿が目に浮かぶだろう

棋士としての田中寅彦はA級在籍はもちろん順位戦4期連続昇級やタイトル棋聖奪取の実績を持つ

また序盤研究の第一人者としても名高く「序盤のエジソン」の異名を持つ非凡な棋士と触れておきたい


贈りたい称号 田中寅彦将棋会館の4階の窓から直接玄関に降りようとした十段
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2011/04/30(土) 03:15 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第22局 深浦康市 九段
長崎県佐世保出身で九州で盤勝負が行われる時に立会人になる場合が多い

長く高勝率を誇りながらタイトルと無縁だったが初タイトル王位を奪取してから3連覇した実績を持つ

今期も棋聖戦挑戦者になり羽生棋聖へ2期連続での挑戦を決めた

かの花村元司を師匠に持つ 兄弟子に森下卓 弟弟子に窪田義行がいる

某会長によると深浦が後の妻である看護婦に注射を打ってもらったお返しに深浦が看護婦に注射をしたらしい


深浦のルーティーンとして対局時に懐中時計を持参し置いた時計に沿って綺麗に鎖を巻く習性がある

順位戦の昇級降級に関して、9勝1敗での次点(不昇級)や4勝5敗での降級(否残留)を複数回食らう

規定通りとはいえ他の棋士でも1、2回あるかないかという不遇を多数経験している

それは同時に深浦が平凡な戦績ではなくギリギリの戦績を常に残してきた結果とみることもできるだろう


公式戦以外のおもしろいエピソードとしては同郷長崎県の出身者で女流アマ名人連覇の実績を持ち

東京大学に在学していたことでも話題になった笠井友貴アマと正月番組でペア将棋でチームメイトとなり

兄弟子である森下卓&熊倉紫野女流ペアと対局し見事なチームワークで勝利を収めたことがある

森下卓に対してやや遠慮がちな深浦康市が見所であった

今度は弟弟子である窪田義行と異次元の対局を企画しても面白いのではないか?

深浦康市VS窪田義行覆面10番勝負なんてどうだろうか

深浦が覆面姿の窪田義行10人と対局して(9人は影武者

勝敗ではなくその窪田ワールドと呼ばれる指し手や初手脱衣やアイアンクローなどに見られる

窪田独特の仕草をヒントに10人の中から本人は誰かを当てるという企画である

NHKの正月番組の華やかさとは到底異質になるだろうが(微苦笑


贈りたい称号 深浦康市テクノカット十段
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2011/05/01(日) 21:14 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 番外編② 第5回大和証券杯ネット将棋最強戦開幕
本日20:00よりネット将棋最強戦が開幕した

実は今回で5回を数えるネット将棋最強戦だが今まであまり興味が無かった

大会の結果はもちろん知っていたが伝統あるNHK杯や日本シリーズ、朝日オープンなど

賞金額の大小や大会規模の大きさに関わらず他に注目できる棋戦はいくらでもあったからだ

もっと言えば時代の流れとはいえ盤駒を使わずネットで指す “公式戦” という部分に違和感があった

ただそれは時代が変革する時に起こりうる過度期ならではの違和感だったのかもしれない

そんな認識しか持っていなかったのでネットやパソコンとは縁遠い郷田真隆が第1回を制したことや

羽生善治が渡辺明戦でクリックミスによる時間切れ反則を犯したことくらいしか印象になかった

ところが本日開幕した第5回ネット将棋最強戦から出場者の選抜規定が大幅に見直されたのである

そして今回の選抜16名のトーナメント表を見て衝撃を受けた「これこそが本当の最強戦だ」と

16名の選抜基準はこの通りである

年度成績4月〜翌年3月を元に「対局数」「勝数」「勝率」3つの部門順位を合計し

和が少ない棋士からランク付けをする

(例)羽生善治 対局数57「2位」 勝数43「1位」 勝率(30局以上).754「4位」 和は「7」

羽生の和「7」はもっとも少ない数にあたるのでランク1位

この規定だけでは驚かないのだがこの棋戦が踏み込んだ改革をしたなあと感じたところは

この選抜基準で八段九段より8名 六段七段より4名 四段五段より4名を選抜すると規定したことだ

するとこのような棋士が選抜されたのである(尚タイトル保持者は所有段位で選抜されるとのこと)

八段九段より8名

部門1位 羽生善治 同2位 佐藤康光 同3位 渡辺明 同4位 丸山忠久

同5位 郷田真隆 同6位 久保利明 同7位 島朗(ここに島朗が来るのか!) 同8位 屋敷伸之

六段七段より4名

部門1位 広瀬章人 同2位 豊島将之 同3位 戸辺誠 同4位 山崎隆之

四段五段より4名

部門1位 佐藤天彦(現六段規定時五段) 同2位 村山慈明

同3位 阿部健治郎 同4位 菅井竜也

なんともワクワクするメンバーではないか

八段九段からは他棋戦でもシード扱いになる様な顔ぶれで竜王戦ランキング1組かA級の様な層の厚さだが

ここで目を見張るのは四段〜七段の顔ぶれ

広瀬王位はもちろんのこと 王将リーグを勝ち抜き挑戦者になった豊島将之 順位戦B2の実力者戸辺誠

昨年度連勝記録1位&棋聖挑戦者決定戦まで進出した佐藤天彦 新人王のアベケンこと阿部健治郎

初の王位リーグで連勝中の村山慈明 菅井スペシャルで実力証明済み久保リスペクトの菅井竜也 

将棋棋士列伝第11局広瀬章人の項でも述べたが今をときめく若手の有望株がズラリ勢揃いした感じなのだ  


四段〜五段は聖闘士星矢で言えば青銅聖闘士といったところか

タイトルホルダーや九段はいわば黄金聖闘士

青銅聖闘士が黄金聖闘士へどう戦いを挑むか注目である


棋士がもし聖闘士だったらこんなイメージ(配役)だろうか

悪の心を持つ現教皇 双子座ジェミニの米長邦雄

前教皇(シオン)は中原誠

妖しさ満点 蟹座キャンサーの窪田義行

神に最も近い男 乙女座バルゴの羽生善治

長老 天秤座ライブラの加藤一二三

若くして命を落とした 射手座サジタリアスの村山聖

広瀬章人の兄弟子として戦う 水瓶座アクエリアスの森内俊之

兄弟子の森内俊之に挑む キグナス広瀬章人

ライブラ加藤一二三と早指し師弟?の対決 ドラゴン糸谷哲郎

豊島きゅん♡ アンドロメダ豊島将之

頼れる青銅聖闘士の兄貴肌 フェニックス渡辺明


その若手棋士達とシード常連棋士達がネットガチンコ対局 これは面白い まさしく最強戦

気になる対戦カードはトーナメント表の左の山から順に(対局順ではない)

羽生善治名人 対 菅井竜也四段

豊島将之六段 対 丸山忠久九段 5/1本日対局中

屋敷伸之九段 対 広瀬章人王位

阿部健治郎四段 対 佐藤康光九段

渡辺明竜王 対 村山慈明四段

山崎隆之七段 対 郷田真隆九段

島朗九段 対 戸辺誠六段

佐藤天彦五段(選抜時)対 久保利明二冠

規定が変わってつまらなくなる棋戦もあるが今回の改変は最強戦の名に相応しい転機となるのではないか

個人的には今回名前のあがらなかった阿久津主税七段や窪田義行六段がいても面白かったと思う

タイトルホルダーの優遇措置を無くし結果のみを基準に的確にランク付けをしているので

贔屓の棋士達の名がトーナメント表に載るかどうかも楽しみのひとつとなりそうだ

若手棋士達がトップクラスの棋士達に何勝するかも大注目である
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2011/05/11(水) 22:28 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 番外編③ 第4期マイナビ上田初美新女王誕生によせて
新女王上田初美女王が誕生した

これは事件だ

甲斐智美に3-0のストレート勝ち

女流棋士の序列も里見香奈に次いで2席目

しかも規定により将棋連盟の正会員になった

もちろん喜ばしいことだが

上田初美がタイトルを取る時代になったのだな、と思った


女流の扱いは極めて特異であると感じる、扱いが難しいと言った方が良いかもしれない

女流の分裂問題が良い例だがデリケートな問題なのでここでは触れない


わたくし的(飯島七段風に)には女流のタイトル数が多い様に感じている

今回リコー様のご好意によって女流王座戦も新設されたが

棋士並みの6タイトルはさすがに多すぎるという印象しかない

(スポンサーのリコー様は将棋界に多大な貢献をされているのでそこはあしからず)

女子プロLPSAを含めても女流の総人数からして単純に過多だ

もちろん棋戦が増えることは好ましいことだろうが(加古川プレゼンツの青流戦は良さそう)

タイトルの安売りによって価値が薄くなってはいないだろうか

棋士の七大タイトルはともかくとして

女流タイトルは 女王 女流名人 倉敷藤花 の3つで充分すぎると思う

(女流王座、女流王将、女流王位の主催新聞社様には何の恨みもありませんのであしからず)


また今ホットな話題として里見香奈女流三冠が奨励会編入試験に挑んでいる

現在1勝1敗 この記事を閲覧するくらいの識者なら内容を把握されているだろうから詳細は省くが

結果はその時の結果なのでともかく 良識ある愛好家ならこの編入試験について思う所があるだろう


棋士ではない女流棋士が正会員になる矛盾 というか規定にしたのだから矛盾ではないのだが

やはり女流棋士の扱いは冒頭でも述べたとおり処遇が難しいものだと感じる

ある程度将棋に造詣の深い愛好家なら過去から今までの棋士(すべて男性)と女流棋士

そして奨励会員の相対的な力の差がどれくらいのものか理解されていると思うが

正直、女流棋士は余技以上の評価を受けているとしか思えないのだ

ただそれは今までの話であって、これから未来は判らないが、、、。

現在進行中の里見香奈の奨励会編入試験や

女流タイトル保持者の華やかなスポットライトの当り方を目にしてそのようなことを思うのだ。


と、ここまで女流棋士のあり方に問題提起したような内容にしてしまったが

わたくしは(飯島七段風に)女流棋界もぜひ存続し繁栄してほしいと思っている。

女流特有の華やかさはたとえそのレベルがアマ高段者以下だったとしても鑑賞に堪えられるものだし

女流棋士もなかなか個性派ぞろいで棋風やビジュアルや人柄に着目すれば結構楽しめるものだ。


誰しも初めは将棋を知らない。誰もが将棋を最初に認識する瞬間がある。

だからまずは将棋に興味の無い人は棋士でも女流棋士でもいいからファンになる人を見つけることだ。

そしてその格好の存在として女流棋士の意味はあるのだと思いたい。


上田新女王誕生によせて


最後にわたくし(飯島七段風←しつこい、笑)が再び将棋ファンになるきっかけをつくってくれた

千葉涼子女流三段が先日、勝数規定により女流四段に昇段したことを付け加えておきたい。


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2011/05/15(日) 05:01 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 番外編④ 第70期順位戦展望と昇級者を本気で予想(結果を追記しました)
[注※70期を終えて結果を追記致しました。2012年3月]


C級2組

             予想  結果
昇級 4澤田真吾 四段 9-1 (5-5)
昇級 6菅井竜也 四段 9-1 (9-1)順位6位での頭ハネは残念だが来期に期待!
昇級 5阿部健治郎四段 8-2 (10-0)昇級

次点 27長岡裕也 五段 8-2 (3-7)
ー  20中村太地 五段 5-5 (10-0)昇級注目はしていたが全勝は参りました
降点 3遠山雄亮 五段 2-8 (4-6)編集長ガンバレ!



C級1組

             予想  結果
昇級 5豊島将之 六段 10-0 (7-3)昇級運も実力
昇級 3村山慈明 五段  9-1 (6-4)

次点 29稲葉陽  五段 9-1 (7-3)
ー  27佐藤天彦 五段 4-6 (8-2)昇級やるな天彦!
降点 28糸谷哲郎 五段 3-7 (5-5)



B級2組

             予想  結果
昇級 21広瀬章人 王位 10-0 (10-0)昇級王位は失ったが期待通りスゴい!
昇級 14窪田義行 六段 9-1  (5-5)

次点 6戸辺誠  六段 8-2 (7-3)あと一歩
ー  7飯島栄治 七段 8-2 (7-3)あと一歩



B級1組

             予想  結果
昇級 13阿久津主税 七段 9-3 (8-4)惜しいあと1勝だった
昇級 4松尾歩   七段 8-4 (5-7)

次点 12橋本崇載  七段 8-4 (9-3)昇級
降級 6山崎隆之  七段 4-8 (7-5)
降級 11中村修   九段 3-9 (3-9)降級不思議流の終焉



A級

             予想  結果
名人挑戦 2渡辺明  竜王 8-1 (7-2)二十世名人候補、20代で名人になれるか

降級   7谷川浩司 九段 3-6 (5-4)
降級   4郷田真隆 九段 2-7 (4-5)棋王獲得オメデトウ!
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2011/05/17(火) 20:39 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 番外編⑤ 第69期名人戦第4局を迎えて
今日は第69期名人戦(羽生善治名人 対 森内俊之九段)の1日目だ

先ほどBSテレビ中継も終わり、30分後には封じ手の時刻を迎えたはずだ

今頃は両対局者とも夕食を摂りながら今日の対局と明日の展望を頭の片隅に浮かべているのだろう

森内俊之は名人位復位のイメージを膨らませながら

羽生善治は名人位陥落のイメージを脳裏に過らせながら

もしかして100局を越えた長い長い戦いの歴史を噛み締めながら

二人が時間をかけて残してきた盤勝負の歴史を走馬灯の様にして想いを馳せているかもしれない


そして明日の今頃は現実に名人位が森内俊之へと移り羽生善治が失冠を迎えているかもしれないのだ


緊急的にこのブログ記事を書かなければと思った

今日書かなければ、、、羽生善治が名人のうちに、、、。明日はXデーになるかもしれないのだから


わたくし(飯島栄治七段風に)は将棋界全般が好きだ

将棋を指すのも好きだし 観戦するのも好きだ

四段から九段までフリークラスからA級までどんなクラスの棋士にも幅広く興味を持っているし皆好きだ

だから好きが乗じて将棋棋士列伝なんて将棋メインのブログまで始めた 欲も得も無い全くの趣味

時には田中寅彦九段窪田義行六段の項の様に失礼な記述もあると思っているが

それもこれも将棋が好きだから着目し発想した内容だ それは解ってもらえると思う


そしてこの将棋棋士列伝に1番先に書いても良いはずの知名度のある羽生善治をまだ書いていなかったのは

羽生善治の実績、振る舞い、さまざまなことから書く事がありすぎてまとめきれなかったことと

羽生善治を題材にして書くには恐れ多いとも思っていたからだ(他の棋士がどうということでもない)

事実、わたくし(飯島栄治七段風に)は羽生善治の講演を拝聴した経験もあるし著書も複数読んでいる

だから羽生善治が好きなのかもしれない しかし森内俊之も同じくらい好きだ

オレたち将棋ん族に出てくるアゴの長い森内俊之なんてもっと好きだ(笑)

そういう将棋が好きな人間が言っていると思って聞いてもらえたら幸いだ


本題に入る

嫌な予感がしていた

将棋棋士列伝の番外編で触れているが第5回ネット将棋最強戦が大変なことになっている

丸山忠久が開幕戦で豊島将之に負け 名人戦前夜祭の前日(5/15)羽生善治は菅井竜也四段に負けたのだ

四段の棋士に負けるのは木村一基四段に負けて以来10数年ぶりのはずだ

ブログでは羽生善治の負ける予感についてあえて触れなかったのだが予感は的中した

なぜなら菅井竜也四段の力はもちろん織り込み済みだったのでこの敗戦は予想できたからだ

しかし現実に羽生善治がネット将棋とはいえ四段に苦杯をなめた事実は衝撃的だった


※ちなみにわたくし(飯島栄治七段風に←しつこい、笑)は

 盤駒を使って実際に触れて指すのとネット及びゲームでは指し手の感覚が微妙に違います

 しかしだからこそこの棋戦が公式戦としてある意義がおおいにあると思っています



週刊将棋の記事では昨年度の総括として羽生善治が五段に3敗したことを大きく取り上げていたが

それ自体はまだ重く受け取るべきものではないと感じていた

なにしろ今日までの通算成績は羽生善治が圧倒していたからだ 現在1135勝438敗

この数字は森内俊之が今後333勝4敗のペースでやっと追いつく成績

いかに羽生善治が勝ちまくってきたかよく解る数字だ


しかし迎えて第69期名人戦第4局 歴史が動きそうな切迫感に溢れているのだ

(テレビ中継では大内九段羽生にあと2勝してほしいと発言しアナウンサーを慌てさせていたが)

すなわち羽生善治が名人から陥落するということだ そしてきっと復位は相当難しい、もう無いだろう

ということは、あの七冠を一時でも制した羽生善治が名人位を抱える今日が最後の夜なのだ


木村義雄が大山康晴に敗れたように大山康晴が中原誠に敗れたように中原誠が谷川浩司に敗れたように

しかし羽生善治は渡辺明ではなく同世代の森内俊之の手によって名人位を手離すのだ 想像できなかった

このままでは名人戦での羽生善治 対 渡辺明の盤勝負は永遠に実現しないかもしれない


森内俊之の順位戦負け越し無しがよく注目されるが羽生善治もA級順位戦では常に上位で安定していた

しかし佐藤康光〜丸山忠久が名人位に就いていた時、挑戦できなかったこともまた事実

また羽生は竜王戦の対渡辺明との相性の悪さと共に名人戦の実績も過小評価されてきた

その主な声は2日制長時間勝負は弱いというものがほとんどのようだ

もしも竜王名人以外のタイトルが0だったなら語られる事も無かったことなのだろうが

それは1日制の王座戦19連覇や棋王戦13連覇が突出していることもあって語られる所もあるだろう

近年では早指しのNHK杯3連覇と9回制覇もあってさらにその印象が強くなっているのも事実だ

しかし羽生善治は2日制王将12期(6連覇、5連覇)王位12期(9連覇)の実績を持つ

だから羽生善治が長時間勝負に弱いという結論で片付けてしまうのは結論になっていないと思う

じゃあお前の結論は何だと言われればこうなんだと思う


明日(もしくは第69期名人戦)で羽生善治の名人戦での歴史が終わる

すなわち木村義雄、大山康晴、中原誠、そして谷川浩二が名人位を失ったように

羽生善治が名人として迎える最後の盤勝負となるのだ

力が落ちたということなのだ


今までは羽生善治の失速を考えたこともなかった それも当然だ

タイトル78期 棋戦優勝も数知れず 歴代記録関係も1位のものが多い

しかし羽生善治は自分自身で気づいていたのかもしれない 周りの人間もやっとそのことに気がつかされたのだ

羽生善治の力が落ちつつあり、もはや最強ではなくなっていたことに


そしてその大きな歴史が変わる瞬間を羽生善治も周りの多くの人間も目の当たりにしようとしているのだ

ただその歴史の変わる相手が渡辺明ではなく同世代の森内俊之だったということは想像もしていなかったが

それでは後に渡辺明が仮に名人位に就いたとして羽生善治は名勝負、名局を披露できることがあるだろうか

今の谷川浩司を見れば解る 羽生善治は今後挑戦者になることはあっても名人位に復位はできないだろう

これがわたくし(飯島栄治七段風に)の見解だ


大山康晴タイトル80期を目前にして羽生善治が衰えたとすると残念でもあり また当然の結果でもあると思う

なぜなら羽生善治がこのまま永遠に勝ち続けてタイトル100期、150期なんてありえないからだ

どんな大きな力も終焉の時が来るのだ

そのへんの将棋界の未来への展望は将棋棋士列伝の番外編でも触れているので参照されたい


では明日青森県弘前市に行って大盤解説会を終局まで見てきます

歴史の瞬間を、羽生七冠が誕生した時と同じくらいの気持ちでしっかり見届けて参ります
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2011/05/19(木) 20:07 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 番外編⑥ 第69期名人戦第4局を終えて
羽生善治名人が崖っぷちのカド番から1勝をあげ次局第5局まで名人戦の結末はおあずけとなった

広瀬章人王位がテレビ中継で羽生善治名人が4連敗するところは誰も見たくないと言っていたが

結果は実力なのだから周囲はそれを受け止めるだけだ

前項でも述べたがわたくし(飯島栄治七段風に)は羽生善治も好きだが森内俊之も同じくらい好きだから

たとえ名人戦の結末が0−4でも良かった

しかし正直羽生善治名人位失冠の可能性がとりあえず先に伸びたことで緊張感が緩んだ感じは否定しない


立会人の大内九段が公然とテレビで羽生善治に2つは勝ってほしいと公言し

第1局から3連敗したことで周りの雰囲気が羽生善治に勝たせたい様な感じになっていたことは伝わってきたが

第4局の結果は人情将棋でも八百長でもない

確かに森内俊之の指し手は前3局に比べ精彩を欠いていたようにも見えるが

(一部では森内俊之アタック25出演の縁で児玉清の死去と結びつけようとする向きもあったが)関係ない


羽生善治は勝ちにこだわってきた

先手矢倉から穴熊

中盤の形勢ははっきりせず終盤怪しい所もあったが終局までほぼ先手羽生善治がリードを守って勝ちきった

次は森内俊之の先手番なので第5局を羽生善治が取る様なことがあれば七番勝負の結末は判らなくなる

だから羽生善治が後手番でどの戦法を持ってくるのか大注目である


羽生善治は自著で勝ち負けより将棋の棋理(真理)を追求していきたいというような趣旨の発言をしているが

第4局の姿勢はその発言に反し勝ち負けにこだわった内容だった


それでいいと思う

追いつめられた羽生善治が「私が勝とうが負けようが関係ない人はたくさんいる」(自著より)なんて言うのではなく

もっと若手時代のように勝ちたいんだ、負けたら悔しいという気持ちをもっと全面に出して欲しい

そういう意味で第4局はたとえ穴熊と笑われようと勝ちにこだわった羽生善治が見れて嬉しかった


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2011/05/24(火) 23:54 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 第23局 松尾歩 七段
今期のB級1組は面白い

山崎隆之七段 松尾歩七段 橋本崇載七段 阿久津主税七段 と

中堅世代の強豪棋士がズラリ勢揃いしたのだ

ハッシーこと橋本崇載はキャラが際立っているし 阿久津主税もイケメンが持ち味?だ

阿久津主税は過去にすでに将棋棋士列伝で触れているので興味のある方はそちらを参照されたい

そして今回ご紹介するのは松尾歩七段である(注※松尾二歩ではない)

TV中継やNHK杯の解説でも登場しているので馴染みの方も多いと思うが松尾歩もなかなかの個性の持ち主

まず松尾歩の解説を聞いて気づくのはその低音のボイスだ 低音の魔術師と言ってもいい

あまりの低音に解説が聞き取りにくいという難点はあるが丁寧な語り口調は好印象

また松尾歩は解説で興奮してくると両手でゲッツを控えめにしたような仕草をするので見所だ

松尾歩は解説でも判る通り礼儀正しく女流棋士を妻にするほど将棋に身を捧げている勉強家

棋士の中で将棋会館に1番居る(将棋会館に来て勉強している)のは松尾歩ではないかと言う程だ

その積み重ねた研鑽は実績として現れている

例えば松尾流穴熊という戦型はプロが持つと勝率8割といわれるほどの優秀な囲いだ

また中座流8五飛戦法(中座飛車)から飛車を5五に転換する松尾流を編み出した

近年では横歩取り5二玉型も松尾歩の功績によるところが大きい

そんな勉強家と言った前言を撤回するようで恐縮だが先日のNHK杯の解説では松尾歩がやってくれた

今年度NHK杯1回戦屈指の好カード

阿久津主税 対 窪田義行 の解説を松尾歩が担当した内容より

まず阿久津主税のインタビューから

窪田義行の印象を問われて阿久津主税がまず「微苦笑

さらに窪田義行の動きに注目と解説者松尾歩が言うべきところを阿久津主税に全部言われてしまう

次に窪田義行のインタビュー

妖しさ満点のカメラ目線で語る窪田義行の発言に対しての松尾歩の反応

松尾歩「独特の言い回しが難しすぎてよく解りませんでした

さらに

松尾歩「実は今日(窪田義行の発言を)楽しみに(解説に)来たんです

矢内絵里子「(笑)」

松尾歩「かなり満足です(笑)

そして対局は10年程前に流行った後手藤井システムの変化へ

松尾歩「私(が知っている)のは古い定跡なので忘れちゃいました

感想戦でも

松尾歩「私解らなかったので進めて(駒を動かして)もらってもいいですか

窪田義行(本家の)微苦笑

ああ〜松尾歩面目丸つぶれ(><)おもしろかったからいいけど


贈りたい称号 松尾歩メガネタイトル新設されたら初代メガネ十段
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2011/06/25(土) 02:25 将棋棋士列伝
将棋棋士列伝 番外編⑦ 第69期名人戦第7局を終えて
羽生善治 名人位 陥落

森内俊之 名人位 復位の瞬間でもあった

それは正に歴史が動いた瞬間だった


羽生善治名人にとって 第1局から第3局までの3連敗が結果として大きく響いた

しかし第4局から第6局までの3連勝を含め第7局が始まる前まで

王位リーグでは村山慈明を2度退け さらに挑戦者決定戦で藤井猛に勝ち王位挑戦を決め

開幕した棋聖戦第1局では深浦康市に勝ち

さらに竜王戦1組3位決定戦では郷田真隆を下し この期間8連勝で迎えたのだ


そして第7局の振り駒 森内俊之の先手 羽生善治の後手となる

結果3連敗の後3連勝したが最終局で敗れ 名人位を失冠したのだ


3連敗の後3連勝して さらに直前まで8連勝の流れで第7局を迎え

このシリーズの流れは羽生善治名人に傾いていたに違いない 森内俊之もそう感じていたはずだ

流れを変えるものがあったとするならば 振り駒が森内俊之を先手番に選んだことだろう

なぜなら森内俊之は今シリーズで1局敗れているが先手番での強さには定評があったことと

羽生善治が七冠を制覇した全盛期の頃は振り駒も強い(先手番を引く)と言われていたからだ


それでも羽生善治が勝つ流れはあった

言い換えれば後手番になっても勝ち易い戦型を選択し、その局面に誘導することはできたはずなのだ


しかし羽生善治は後手番で近年多用している横歩取りをこの最終局の大一番で採用したのだ

横歩取りは飛車角の大駒が派手に飛び交う戦型であり一手のミスで大差となる事が多く

高段の棋士でも私なら怖くて絶対に指さないというような危険な戦型なのである


しかしわたくし(飯島栄治七段風に)は羽生善治が横歩取りで行くと決断した気持ちが理解できていた

なぜなら羽生善治はあるインタビューでこう答えていたからだ

羽生「小さい頃から横歩取りという戦法が好きでした」

    「プロになってしばらく指していませんでしたが、最近また指す様になりました」と

羽生善治は横歩取りが好きだったのだ


そして今羽生善治二冠の夏である

かつて羽生善治が王座の一冠のみとなった後 怒濤の勢いで再び四冠を奪取した年があった

それと同じことが再現できるとは思わないし そんなに簡単な世界ではないことは承知の上だが

羽生善治の今後にむしろ期待したいのである


羽生善治自身が著書で語っている「棋士人生はまだまだ長い」と

羽生善治はこれからもタイトルの盤勝負に登場するだろうし、その運命を背負った棋士

羽生善治が再び名人戦に登場することを楽しみにしながら

わたくしは(飯島栄治七段風に)羽生善治の気持ちになったつもりで横歩取りを勉強してみたいと思っている
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